STEP2
お金をかしこくふやすポイント

上手な資産運用のしかた

資産運用の種類について学ぶ前に、資産運用の利益の上げ方をよく理解しておきましょう。

資産運用とは

現金や金融資産、所有する不動産などを活用することによって利益を上げる行為です。

インカムゲイン

インカムゲインとは、資産を保有することで定期的に得られる利益のことです。
代表的なものは、預貯金や債券の利子や株式の配当金、家賃収入です。

インカムゲイン

キャピタルゲイン

キャピタルゲインとは、資産を売買することによって、その売却差益を利益として受取る方法です。
代表的なものは、株式や不動産の売却益です。

キャピタルゲイン

インカムゲインとキャピタルゲインの違い

両者は利益の上げ方だけではなく利益の大きさや安定性、利益を上げるための難易度(実現性)も異なります。

インカムゲインとキャピタルゲインの違い

インカムゲインは、資産を保有しているだけで利益を得られるので、安定的に利益を得ることができますし、利益も定期的に得られます。

一方で、キャピタルゲインは常に利益を得られるわけではありませんが、売買のタイミングをうまくあわせることができれば、インカムゲインでは得ることのできない大きな利益を得ることができます。

経済成長と長期投資

経済は上り坂と下り坂の繰り返しですが、長期的に世界の経済は右肩上がりに成長しています。
分散投資と長期投資で世界経済成長のメリットを賢く使いましょう。

世界の株価とGDPの推移

世界株価指数

IMF「World Economic Outlook Database, October 2022」および信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成
世界株価指数はMSCI ACワールド指数(配当込、米ドルベース) 

  • グラフ・データは過去のものおよび予測であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。

毎月5万円を10年ためる場合(税考慮前)

投資期間が長くなればなるほど、複利効果は高くなります。長期での運用は時間を味方に複利効果でかしこく増やしていきましょう。

資産運用の種類別『リターンとリスク』マップ

ここでは代表的な資産運用の8種類について、リターンとリスクを軸にまとめました。 資産運用の種類ごとの特徴を確認していくまえに、ここで資産運用商品の全体像をおさえておきましょう。

資産運用種類別『リターンとリスク』マップ

資産運用種類別『リターンとリスク』マップ

リスクをなるべく低く抑えるには

分散投資

ひとつの資産に集中させず、値動きが異なる資産を組み合わせることにより、値動きがなだらかになります。ただし、似た値動きの資産に分散投資した場合、その効果は限られたものになります。

※上の図は分散投資の考え方を説明するためのイメージであり、その効果を保証するものではありません。

時間分散

値動きのある金融商品を購入する場合、高い時は少なく、安い時は多く口数を購入することができます。これは「ドル・コスト平均法」と呼ばれる手法で、価格変動商品に投資する場合、極めて有効な手段のひとつとなります。

ドル・コスト平均法※(時間分散の一例)

ドル・コスト平均法

*ドル・コスト平均法とは、定期的に、一定金額で同一の商品を買い付ける投資手法です。
※上記はイメージ図であり、運用成果を示唆・保証するものではございません。

資産運用の商品別の特徴

それでは、ここからはそれぞれの資産運用商品の特徴について確認していきましょう。

商品 元本を守りたい いつでも出し入れしたい 収益を期待したい 大切な人に遺したい
定期預金 ○ ○ △ △
投資信託 △ △ ○ △
国債 ○ △ △ △
年金保険 △ × ○ ○
終身保険 △ × ○ ○
個人型確定拠出年金(iDeCo) △ × ○ ○

円預金

  • 普通預金は、給与や年金、配当金などの自動受取に、また、公共料金や税金、クレジットカードのご利用代金などの自動支払いにご利用いただけます。
  • 将来に向けて貯める資金は定期預金へ。ATMでも簡単にお預入いただけます。

投資信託

  • 投資信託は、国内外の「株式」や「債券」などに分散投資できる商品です。少額から資産運用を始めることができるので、「資産運用は初めて」という方でもチャレンジしやすいのが特徴です。

国債

  • 個人向け国債は、国が発行し、元本や利子をお支払いする国債で、額面1万円から1万円単位で購入できます。
    また、固定金利タイプ(固定3年型、固定5年型)、変動金利タイプ(変動10年型)の2つのタイプから選べ、一定期間が経過すると中途換金も可能です。
  • 利付国債は、国が発行し、発行時の金利を満期まで適用する固定金利の国債です。また、地方公共団体が発行する地方債も取扱うことがあります。

年金保険

  • 年金保険は、所定の据置期間が経過した後に、毎年、一定期間(もしくは一生涯)年金を受取れる保険商品です。

終身保険

  • 終身保険は、いざという時に備えて一生涯の死亡保障が準備できる保険商品です。

個人型確定拠出年金(iDeCo)

  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)は、毎月掛金を積み立て、預金や投資信託など自分で選んだ商品で運用するものです。原則60歳以降に年金または一時金で受け取る制度になっており、運用成果によって、将来の受け取り金額が決まります。
    掛金全額が所得控除されるなど税制面でもおトクです。

金融商品仲介業務(ファンドラップ)

  • 金融商品仲介とは、当行が金融商品取引業者の委託を受けてお客さまと金融機関取引業者との間で金融商品取引の勧誘や仲介を行う業務です。
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